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愛知県のハナハギ

 投稿者:瀧崎 吉伸  投稿日:2012年 9月 9日(日)07時58分49秒
  帰化植物写真図鑑第2巻にも紹介されている愛知県北設楽郡設楽町津具木地山のハナハギです。茎の毛はあまり目立ちません。写真ではわかりませんが、ハギとはとても思えないほど、大きな樹木になっています。樹高は3mを遙かに超えています。主幹もはっきりしています。  
 

猛暑を乗り切ったセイタカハハコグサ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 9月 8日(土)18時45分12秒
編集済
   今年の大阪の夏はとにかく暑い。気温35℃を越える猛暑日もあった。

 真夏の昼間、アスファルト舗道や裸地の目立つ空き地の地面は高温となり、とても素足で歩くことができない。そのような環境にあっても萎れもせず逞しく育つ植物、たとえばコニシキソウ Euphorbia maculata L.・クルマバザクロソウ Mollugo verticillata L.がある。今回、話題にしたセイタカハハコグサ Gnaphalium luteoalbum L.もそのような植物の1つである。

 この暑い時期、春にあれほど沢山あったウラジロチチコグサ Gamochaeta coarctata (Willd.) Kerguelenはすっかり姿を消し、チチコグサモドキ Gamochaeta pensylvanica (Willd.) A. I. Cabreraは少し開花する株が見られたが、順調に育っているとは言い難い状態である(図下)。

 全農教の『日本帰化植物写真図鑑 第2巻』P.272~273に載っているアイセイタカハハコグサはセイタカハハコグサと同じように春だけでなく秋まで開花するが、夏に育った個体はあまり元気がない。

 一方、真夏になってもセイタカハハコグサの生育は衰えず、一面に群生しほぼ純群落を作っている。そのような現場を大阪府内の箕面市、大阪市、東大阪市(写真中)、堺市(写真上)などで今年の夏に見ている。

 今後、夏場に裸地という過酷な環境条件のもとでセイタカハハコグサが増殖することで、市街地を中心に急速に分布拡大する可能性がある。

 図上 市街地の空き地に群生するセイタカハハコグサ
          (大阪府東大阪市旭町、2012年7月30日撮影)

 図中 市街地の空き地に群生するセイタカハハコグサ
          (大阪府堺市美原区、2012年8月28日撮影)

 図上 真夏に育ったチチコグサモドキ
          (大阪府堺市東区、2012年8月30日撮影)



 図中 
 

ハナガサモドキその後(兵庫県宝塚市)

 投稿者:水田 光雄  投稿日:2012年 8月29日(水)21時08分12秒
  先日(8月22日)、3年ぶりに開花を確認しました。
場所的に、毎年、地上部が除草されます。
当時、本会の観察会があり参加者に見ていただいています。
以前、この掲示板にも、発見時の状況について投稿しています。
3画像を添付します。
詳しくは、帰化植物友の会MLに投稿しました。
 

実をむすぶセイヨウヒルガオ(その2)

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 8月 2日(木)00時12分56秒
   東大阪市でみつけた純白色花のセイヨウヒルガオと結実状況の画像です。

 図上 結実がみられた純白色花(葉形は普通)のセイヨウヒルガオ

 図中 未熟な果実

 図下 完熟して乾燥した果実(不稔となるものもある。)

                          (大阪府東大阪市旭町 2012年7月30日撮影)



 

実をむすぶセイヨウヒルガオ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 8月 2日(木)00時07分4秒
   以前<2011年 7月25日>、この掲示板に園芸高等学校(大阪府池田市八王寺)の附属圃場において、堆肥が積み上げられた周囲でセイヨウヒルガオがびっしり淡いピンクの花を咲かせていたことを投稿した。この個体は栄養繁殖で広がったと思われ、結実は見られなかった。

 先日<2012年7月30日>、枚岡樟風高等学校(東大阪市鷹殿町)で行われた研修に参加した帰り、周囲の帰化植物を見て回った。

 東大阪市旭町の路傍で、路面間隙雑草として生育している純白色花のセイヨウヒルガオConvolvulus arvensis L.を見つけた。かつて、南海電鉄高野線、沢ノ町駅と我孫子前駅との間の線路内敷石上にセイヨウヒルガオらしい植物をみたこともあって、とくに不思議には思わなかった。

 セイヨウヒルガオのつるを持ち上げた時、ちゃんと実をつけている! 「歩道脇のあちこちから顔を出しているが、地下では繫がっているはずなのに何故」、きっと別のセイヨウヒルガオが近くにあると思って、道の反対側に目を向けると、畑を囲っている高いフェンスにセイヨウヒルガオが沢山絡みついている。果樹が植えられた畑の中もびっしりセイヨウヒルガオがはびこっていて、防除はお手上げの状況になっていた。

 畑の中には入れないので、フェンスに絡んでいるセイヨウヒルガオをみていく。純白のほか、淡いピンク色花、ヒルガオの花と同じような濃さのピンク色花の個体、ピンク色花の個体の中には葉が細いタイプConvolvulus arvensis L. form. auriculatus Desr.もあり、花色は確認できなかったが普通の葉形で斑入になる個体も1株見つけた。

 図上 ピンク色花(葉形は普通)のセイヨウヒルガオ

 図中 ピンク色花(細葉となる型)のセイヨウヒルガオ

 図下 斑入葉となったセイヨウヒルガオ

                          (大阪府東大阪市旭町 2012年7月30日撮影)



 
 

ホソバヒメジョオン(仮称)とヘラバヒメジョオン

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 8月 1日(水)23時17分6秒
   長崎のKMさま、返事が遅くなって申し訳ありません。

 画像をみせていただきました。マル1の植物が、ホソバヒメジョオンにあたるのではと考えます。長崎と大阪とを同じとみることはできませんが、市街地の分離帯に生育していること、葉の色が濃い緑な点で共通します。

 一方、ヘラバヒメジョオンは、チガヤ・メリケンカルカヤ・ススキ(刈り取りで小型化)などがみられる痩せた草地に生えており、葉の色は黄緑色のことが多いです。

 ホソバヒメジョオンは、生育場所の状況からヘラバヒメジョオン×ヒメジョオンという雑種個体と考えて仮称しました。

 ただ、タンポポ類で報告されています、「外観だけでは親となった種と区別できない雑種や、中間的な形質の個体の出現」も考えられますので、仮称扱いとしました。

 以下に、両者を比較した画像を掲載します。

 図1 ホソバヒメジョオン(仮称)(左)とヘラバヒメジョオン(右)

 図2 ホソバヒメジョオン(仮称)

 図3 ヘラバヒメジョオン(仮称)

            (大阪府吹田市藤白台、2012年6月29日撮影)








 

Re: ホソバヒメジョオン(仮称)

 投稿者:KM  投稿日:2012年 7月25日(水)18時31分56秒
  > No.209[元記事へ]

画像が入りません。
もう一度UPして見ます。
 

Re: ホソバヒメジョオン(仮称)

 投稿者:KM  投稿日:2012年 7月25日(水)00時09分19秒
  植村修二様
はじめまして、私は長崎のKMと申します。最近、帰化植物MLに参加し勉強させて頂いております。ヒメジョオン類の考察を興味深く拝見しました。じつは私も以前、ヘラバヒメジョオンやヤナギバヒメジョオンに関心を持ち長崎市内で観察しております。 09/6/25に比較のため、集めて写した画像があります。
マル1はヘラバヒメジョオンではないかと考えておりました。市街地の分離帯で見ました。
マル2はヤナギバヒメジョオンではないかと思う個体で公園の芝生の中や道路ののり面などでよく見かけます。必ず根生葉が付きます。
マル3はいわゆるヒメジョオンです。

ホソバヒメジョオン(仮称)との違いがよく判りませんので、宜しくご教導下さい。
 

ホソバヒメジョオン(仮称)

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 7月23日(月)00時52分39秒
   図1は私が現在の勤務校に異動してから通勤に使う歩道で,毎日、植物の様子を見て歩いています。この画像では、ケヤキの並木が植えられた分離帯に白い花を着けた植物が群生しています。

 道路の反対側の分離帯にも同じ植物の群生が見られます(図2)。今回ホソバヒメジョオン(仮称)と題して、話題にするのはこの植物です。

 ホソバヒメジョオン(仮称)は、一見ヘラバヒメジョオンErigeron strigosus Muhl. ex Willd.のように見えますが、葉幅が少し細めで、色が濃緑色の点で異なります。

 ネットをみていると、「なんでも百花店 花の掲示板」に、ホソバヒメジョオン(仮称)とした植物に似た植物に関する質問があり、その回答から、以下に似たような植物が報告されているのを知りました(ここではヤナギバヒメジョオンとされています。)。

 http://takosan.sakura.ne.jp/d-yanagibahimejoon-10.html

 このホソバヒメジョオン(仮称)の起源について話を進めます。

 もともと、この歩道脇の法面や道路反対側の草地では定期的な刈り取りが行われており、やや痩せた土壌を好むヘラバヒメジョオンが生育しております。

 ところが、一番下の画像にありますように、2009年に道路横の法面が、工事で新しく造成され、2010年、法面の傾斜部の上部にはオニウシノケグサ(矮性品種)が、それ以外はシバが貼られ、歩道に隣接する平坦な部分は裸地のまま放置されました。

 裸地として残された部分は、他から持ち込まれた土砂に由来するテンツキなどが生育し、ネズミムギ・ツボミオオバコ・クサイが点々と生えた翌年、ヒメジョオンErigeron annuus (L.) Pers.の群落ができ、その中に、ヘラバヒメジョオンとヒメジョオンとの雑種と考えられるホソバヒメジョオン(仮称)も2,3株みられました。この時採集したホソバヒメジョオン(仮称)の標本は、大阪市立自然史博物館(OSA)に収蔵いたしました。

 そして2012年、このホソバヒメジョオン(仮称)は、道の両側にある分離帯に爆発的に繁茂しました。

 津山ら(1951)は、ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンとの雑種個体をいくつか報告して仮称を与えています。しかし、今回の雑種はそのどれにも当たらないのではと判断し、ホソバヒメジョオン(仮称)としました。雑種には、どちらが母親になるかで、できた雑種の形態が変化するのかもしれないです。ホソバヒメジョオン(仮称)はヘラバヒメジョオンが母親、ヒメジョオンが花粉親(父親)で、ヤナギバヒメジョオンはその逆交雑なのだろうか。

 参考文献

 津山尚・村瀬昭代1951:ヒメジョオンの群の多型性について(第3報),資源科学研究所業績 23:1-7.


 図1(上) 分離帯に群生するホソバヒメジョオン(仮称)
           (大阪府吹田市藤白台、2012年7月4日撮影)
 図2(中) 道路反対側の分離帯に群生するホソバヒメジョオン(仮称)
           (大阪府吹田市青山台、2012年6月7日撮影)
 図3(下) 道路脇の法面にみられる植物の変化



 
 

ヤナギバヒメジョオン

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 7月22日(日)22時55分46秒
編集済
   今はもう花の盛りが過ぎてしまいました梅雨の時期目立つ路傍の帰化植物にヒメジョオンErigeron annuus (L.) Pers.があります。

 車窓や遠くからその群落を眺めると、花束によく使われるシュッコンカスミソウみたいです。

 近づいて詳しく見てみると、普通みるヒメジョオンではないと思われる植物がかなり混在しているのに気づきます。それらは、ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンErigeron strigosus Muhl. ex Willd.との雑種個体とされています。

 ヒメジョオンやヘラバヒメジョオンの葉色が黄緑色なのに対し、雑種個体は、葉が濃緑色となることが多く観察されます。もっとも、外見はヒメジョオンだが中身は雑種という個体もあるかもしれないが・・・。

 雑種個体にはいくつのも型があり、ヤナギバヒメジョオンErigeron pseudoannuus Makinoもその1つです。

 ヤナギバヒメジョオンは近くにヘラバヒメジョオンがなくても見られます。繁殖力、分散力旺盛な雑種なのでしょう。

 図上 ヒメジョオン(左)とヤナギバヒメジョオン(右)
         (大阪府堺市美原区、2012年6月30日撮影)

 図下 茎上部の分枝部分につく葉が著しく小型化するヤナギバヒメジョオン
         (大阪府堺市美原区、2012年6月30日撮影)


 

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