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アメリカハッカの不思議

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年11月23日(金)07時31分26秒
   ストレス解消にと、畑から摘んできたアメリカハッカ(ジンジャーミント)Mentha ×gracilis Soleを2本、水を入れた空き瓶にさして、職場の窓辺に置いいてみました。

 ミント類はこうしておくと、水につかった茎の部分から根がでてきます。

 ところが今回は、しばらくして1本は発根し、たくさん根が発生してきましたが、もう1本は全く根が出てきませんでした。

 不思議に思い、観察を続けましたら、発根がみられない茎の水につかった部分から赤紫色に染まった走出枝が伸びてきました。

 今回、とくに意識して採ったのではないのですが、畑から摘んできたアメリカハッカは、たまたま1本は花がついていた枝、もう1つはそうでない枝となっていました。

 発根が見られたのは花がついてない枝、そして、遅れて走出枝を出してきたのが開花枝でした。

 実験して確かめようとしたわけではないですので、ミント類にはそういう性質が一般的にあるのか、今回たまたまそういう結果になってしまったのかどうかは分からないです。

 画像は、すべて大阪府農芸高等学校(大阪府堺市美原区)で2012年11月14日に撮影したものです。




 
 

外来のマツナを見てきました

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年11月 4日(日)08時52分21秒
   2012年9月17日、愛知県の瀧崎吉伸さんに案内いただき、外来マツナが生育している田原市の現地を水田光雄さんと見てきました。

 問題のマツナSuaeda glauca (Bunge) Bungeは河口附近の塩性湿地周囲の砂地に群生しており、何も知らずにみると、マツナの存在に全く違和感がありません。

 このマツナはハマグリ(正確にはシナハマグリ)の稚貝を持ち込んだ際、侵入したと考えられています。詳しくは参考文献を見てください。

 マツナは、「愛知県では絶滅危惧種ⅠA類に指定されていたが、2001年以降、激増し指定から除外された。」という気になる記事をネットで見つけました。

    http://mikawanoyasou.org/data/matuna.htm

参考文献

 藤井伸二・水野知巳2009:移入と思われる伊勢湾のマツナ(アカザ科),植物研究雑誌 84 (1 ):50-54.

 

水田畦畔に利用されるイワダレソウ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年10月28日(日)11時25分28秒
編集済
   「水田畦畔に利用されるヒメイワダレソウ」の記事に対して、「これは図上と図中、図下とでは、花序、葉の形や鋸歯も異なっており、図上がヒメイワダレソウで、図中、図下はイワダレソウの改良品種ではありませんか?」とのご意見をいただきました。(以下、図上、図中、下と表記します)

  図中、図下のものは、最近になって見かけるようになったタイプです。

 イワダレソウは花穂が、極端な言い方をすればダキバアレチハナガサのように、細長く伸びてくるのものと考え、図中、図下のものもそれ程伸びていないようでしたのでヒメイワダレソウとしました。

 参考URLが示されておりましたので、アクセスしてみてみました。

「参考URL↓
     http://www.nichino-ryokka.co.jp/sizai/cravia.html
                (いちばん下までスクロールしてみてください)」

 参考URLでは、「イワダレソウ(クラピア)の花は松かさ状の花穂が下から上へと咲きがあがっていくので、ヒメイワダレソウと区別が出来る。」とありました。

 そして、クラビアシリーズとして、イワダレソウから選抜された系統のほか、Lippia canescensとの交配による品種も掲載されていました。

 従って、図中、図下のものはヒメイワダレソウはなく、イワダレソウの改良品種と思われます。

 ただ、図中、図下のものが、ここに示されている改良品種クラビアシリーズかどうかは私には判断できないです。

 最近、滋賀県でイワダレソウ改良品種が畦畔に利用されているのを見ました。
 

Re: 水田畦畔に利用されるヒメイワダレソウ

 投稿者:まつい  投稿日:2012年10月26日(金)15時46分49秒
  > No.223[元記事へ]

植村様、
藤沢のまついです。

図 上と図 中、下とでは、花序の様子が異なります。葉の形や鋸歯も異なっています。

図 上がヒメイワダレソウで、図 中、下はイワダレソウの改良品種ではありませんか?

参考URL↓
http://www.nichino-ryokka.co.jp/sizai/cravia.html
(いちばん下までスクロールしてみてください)


 

水田畦畔に利用されるヒメイワダレソウ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年10月15日(月)08時45分23秒
   長居公園(大阪市東住吉区)に植栽されているヒメイワダレソウは、池原(1989)にヒメイワダレPhyla incisa Smallとして、「昭和54年頃、沖縄県にグランドカバー用に導入され」と記載され、帰化植物として扱われている(ただし、帰化植物と書いてあるだけで詳細は不明)。

 私は前任校の大阪府立園芸高校にて、これと同じタイプのヒメイワダレ(以下、「葉の細かいヒメイワダレソウ」と表記)をグランドカバーに使えるか実験したことがあります(図上、これは私が導入したものと思います)。

 当時、これ以外に花がピンク色でやや大輪の「がくいち草」(当時のカタログは今持っておりませんので記憶違いがあるかもしれない)もN社から通販で入手しようとしました、しかし、バックナンバーのは扱っていないとのことでダメでした。

 近年、水田畦畔の被覆作物として利用されるヒメイワダレソウは、この「がくいち草」に近いものと思います。

 水田畦畔の被覆作物として利用されるヒメイワダレソウは、花色がピンクと白色の2系統があるようで、沖縄の図鑑にあるものや長居公園に植えられた「葉の細かいヒメイワダレソウ」より葉は長め、花も少し大きめです。

 水田畦畔での利用を撮った画像は持っておりませんが、以下に示した画像(図中、下)は狭い空き地に植栽されたもので、周囲の雑草繁茂の状況から、雑草発生を防ぐ効果があると推測できました。

 これらが同一種か否か、正しい学名については、よくわかりません。

参考文献

 池原直樹 1989:沖縄植物野外活用図鑑 第8巻 はら科~きつねのまご科、新星図書出版.

図 上:大阪府池田市八王寺、大阪府立園芸高等学校(2011年7月21日撮影)

図 中、下:大阪府守口市藤田町(2012年8月17日撮影)








 

長居公園のヒメイワダレソウ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年10月15日(月)08時16分19秒
編集済
   大阪府にある長居公園(大阪市東住吉区)には、大阪市立自然史博物館がその中にあるので、よく足を運びます。

 そこには、「葉の細かいヒメイワダレソウ」がグラドカバーとして大量に植栽されました。

 しかし、このヒメイワダレソウは雑草繁茂に弱く、今では、人の行き来が激しくて雑草が伸びにくい場所の通路の縁や植え込みの周りなどに細々生きているような感じになりつつあります。

 種子繁殖もしていない様子で、植栽場所から栄養繁殖で旺盛に広がることもないようです。

 画像はいずれも大阪府大阪市東住吉区の長居公園内で撮影したものです。

    上:2005年8月28日、 中:2007年8月26日、 下:2010年8月21日撮影

 

アレチクグ

 投稿者:田中光彦  投稿日:2012年10月 8日(月)08時42分58秒
   金剛山の植物で質問したものはベニバナサルビア(スノー・ニンフ)と教えていただきました。ありがとうございます。
逸出か、だれかが持参して植えたものかもしれません。
 ところで表題の帰化種アレチクグを2012年9月13日に大阪府枚方市楠葉花園町の駐車場で採集したので、報告
しておきます。アレチクグは最初横浜市で1999年に見つかっていますが(神奈川県植物誌2001)、その後大阪府
の堺市でも2004年に採集されています。在来種のイヌクグと同じような根茎をした多年草で、これから少しずつ増え
ていくものと思われます。枚方市では、駐車場の一角の草地に約300株ばかり、メヒシバに混じって群生しています。
 

金剛山の植物

 投稿者:田中光彦  投稿日:2012年10月 4日(木)15時30分10秒
  10月3日に金剛山で初めて見る植物に出合いました。駐車場横の草やぶの中で、高さ約40cmくらいです。
シソ科ということぐらいしかわかりません。名前を教えて下さい。
 

Rustweed、”さびた雑草”

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 9月17日(月)17時41分27秒
編集済
   私のところには、時々帰化植物では?として全国各地から同定依頼があります。

 しかし、すぐに返事ができるのはわずかです。イネ科・イグサ科・カヤツリグサ科の植物などで、中には何科に属するのか、さっぱり分からないものもあります。今回、題名にあげた植物もその1つでした。

 この植物は広島県在住の植物研究家、武内一恵さんからの同定依頼品で、瀬戸内海にある倉橋島(広島県安芸郡倉橋町)で採集されたものです。

 草丈の低い草、エノコログサ・ネズミノオ・ギョウギシバ・コゴメガヤツリなどが生えている島の空き地に、この植物ばかりが12畳ぐらいの広さ一面に広がっていたとのことでした。

 送られてきた生植物を見た時、ナデシコ科では?と最初思ったのですが、花がナデシコ科とは違っていました。花弁は4つ(正しくは4裂)で、下は筒状になってつながっているのです。いわゆる合弁花です。

 では、アカネ科?、どうも違う。この植物の同定はお手上げ状態でした。

 ところが、ゴルフ場のシバに由来すると思われる別の帰化植物を調べるために、”Color atlas of turfgrass weeds"を入手し調べていた際、なんとこの”同定お手上げ状態の植物”が載っておりました。

 北米南部~南米原産のPolypremum procumbens L.で、同書ではマチン科、スピゲリア科またはフジウツギ科に属するとされていますが、APG分類体系では、テトラコンドラ科となっています。

 属する科が明らかになってから、わが国の自生種、マチン科のアイナエやヒメナエの花に似ている気がしてきました。

 原産地では、この植物をRustweed、”さびた雑草”と呼んでいるようです。自宅栽培の株でも、結実期になると、植物体全体がさび色に紅葉します。

 和名は、武内さんと検討中です。

 画像はすべて2012年9月1日、武内一恵さんが現地で撮影されたものです。



 

ヒメクマツヅラ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 9月 9日(日)08時53分8秒
   わが国に帰化している直立型のバーベナ属には、ヤナギハナガサVerbena bonariensis L.・アレチハナガサV. brasiliensis Vell.・ダキバアレチハナガサV. incompta P. W. Michael・ホコガタハナガサV. hastata  L.・ハナガサモドキV. urticifolia L.・ヒメクマツヅラV. litoralis Kunthなどがあります。

 これらの種の中で、ホコガタハナガサ・ハナガサモドキ・ヒメクマツヅラの3種は、一般に草丈が低くなる傾向がみられます。

 草丈が高くなる残りの種は互いによく似ていて、時には、どちらの種に当てるべきか迷う植物にも出会います。

 ダキバアレチハナガサとヒメクマツヅラとは、路面間隙にも生育する傾向を強く示す点で、生態的に他の種と異なります。

 ダキバアレチハナガサやアレチハナガサは、うどんこ病にひどくやられ、葉が大変きたなくなる株をよく見かけます。一方、ヒメクマツヅラはうどんこ病には耐性があるようです。

 図 路面間隙に育つヒメクマツヅラ

    図上:2010年6月29日 図中:2010年5月20日 図下:2011年6月1日

   いづれも大阪府堺市美原区にて撮影。

 

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