teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


大阪港周辺の帰化植物(1)

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年11月 2日(土)07時32分16秒
   大阪港周辺(大阪市港区弁天~石田)の帰化植物の調査は、今から13年前の1992年11月23日が最後でした。

 この時、イトバギクSchkuhria pinnata (Lam.) Kuntze、セイヨウトゲアザミCirsium arvense (L.) Scop.(雌株)、ヒメムツオレガヤツリCyperus ferruginescens Boeck.、ニセアゼガヤLeptochloa fusca (L.) Kunth subsp. uninerva (J. Presl) N. Snowなどを採集しましたし、春に訪れた時はセイヨウトゲアザミ(雌株)とノハラジャクAnthricus vulgaris Pers.の群落、セイヨウオオバコPlantago major L.、ハリゲナタネBrassica tournefortii Gouan、セイヨウノダイコンRaphanus raphanistrum L.、ホソエガラシSisymbrium irio L.、カキネガラシSisymbrium officinale (L.) Scop.、アツミゲシPapaver somniferum L. subsp. setigerum (DC.) Arcang.、ボウムギLolium subulatum Vis.、ドクムギL. temulentum L.などを見ています。

 また、春には枯れた枝にわずかに葉を展開した状態でしたが、秋には花をつけており、咲き始めの花が黄色でやがてオレンジに変色するタイプのランタナLantana camara L.を製粉工場のサイロの周辺で見つけておりました。

 その後、水田光雄さんと神戸港の帰化植物を調べるようになるとどうしても調査の時期が重なり、大阪港からは足が遠のきました。

 先日<2013年10月27日>、仕事で弁天に行くことがあり、帰りに例のオレンジのランタナが気になり見に行ってみました。

 途中、弁天で道路脇のグリーンベルト内の樹木を覆い尽くしたサツマイモ属植物Ipomoea sp.が見つかりました。おそらく今年、発芽して育った1株がこの夏旺盛に繁茂したと思われる。

 しかし、ツルをひっくり返し片っ端から蕾や花、果実がついてないか捜しましたが全く見つかりません。おそらく、霜がおりる頃までに開花・結実せず、枯れてしまうかもしれないです。(つづく)

画像 サツマイモ属の1種 2013年10月27日撮影

 
 

常緑性のコマユミ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年10月28日(月)00時00分10秒
   2013年10月17日、山住一郎会長、西村徹也氏と共に、金剛山B調査(アザミ類、ヤブマオ類)を行いました。


 その際、「常緑性のコマユミ」があると西村さんに教えていただきました(以下の画像参照)。

 「常緑性のコマユミ」とされる植物は、大阪府北部の箕面市にある私の自宅でも育てております。

 山口県植物研究会の会報に、真崎 博氏がトキワコマユミ(仮称)という種をリストアップされ、「最近、低山地の山林下で常緑のコマユミを度々みるようになった。・・・(中略)・・・まだ、老木といえるほどのものを見ていないので、近年の移入種かもしれないと考えたりしているものである。トキワコマユミと呼んでおくことにしたい。」と書かれておられました。

 そこで、「移入種かもしれない」ということに興味をいだき、真崎氏に連絡し生きた個体を送っていただいたものなのです。送っていただき自宅で栽培している個体は今も健在です。

 送っていただいたばかりの若い木の状態ではトキワコマユミは常緑性でしたが、現在は一部紅葉し半落葉性を示しています。

 常緑性のニシキギ属は何種か我が国に園芸植物として導入されていますが、未だトキワコマユミにあたる種を見いだしておりません。また、ネット検索すると、常緑性のコマユミに関する記事が見つかっています。

 ひょっとしたら、トキワコマユミと名付けた植物は、帰化種ではなく、コマユミ Euonymus alatus (Thunb.) Siebold var. alatus  f. striatus (Thunb.) Makinoそのものか、その生態型なのかもしれないです。コマユミは、実生から育った若い木は結実期に達してもしばらく常緑性を示し、木が成熟するにつれて本来の落葉性に変わるということも考えられます。

 コマユミは北海道、本州、四国、九州の山野に普通に生える樹種です。この冬、皆さんの地域にあるコマユミの常緑性について意識して見ていただければと思っております。何か情報お持ちでしたら、よろしくお願いいたします。

参考文献
 Anonymous 2013:だんじりのまち大阪府岸和田市の樹木図鑑 木々@岸和田 常緑のコマユミ、
   http://zasshonokuma.web.fc2.com/nagyo/ni/nisikigi/joryoku-komayumi.html (アクセス日 2013.10.19).
 Anonymous 2013:ねいの里:花一覧(ねいの里の植物たち) コマユミ(常緑型)(ニシキギ科ニシキギ属)、
   http://sizenjukunokai.web.fc2.com/neinosato/hana-jouryokugatakomayumi.htm (アクセス日 2013.10.26).
 真崎 博 2003:荒倉山周辺の植物、山口県植物研究会会報 2(9):9-14.
 野津貴章 2013:松江の花図鑑 コマユミ(小檀)、http://matsue-hana.com/hana/komayumi.html (アクセス日 2013.10.26).

トキワコマユミの画像(大阪府金剛山にて、2013年10月17日撮影)



 
 

アメリカウンランモドキ

 投稿者:水田光雄  投稿日:2013年10月19日(土)09時46分35秒
  毎年この時期は、里山の植物観察に時間が取られ、港の帰化植物観察ができませんでした。
今年は、先週の3連休の1日を使い、アメリカウンランモドキの生育状況を見てきました。
生育場所は、神戸市南部の埋立地(ポートアイランド)です。空地は段々と少なくなっています。生育は、もっぱら道路脇、道路と事業所敷地の緩衝地です。最初に生育していた場所から、広範囲に分散(広く薄く)しているように思われました。ポートアイランドには、完全に帰化していると思います。1ヶ所は当初の空地のままで、アメリカウンランモドキが群生していました。
同時に見られた主なもの、フトボメリケンカルカヤ、オヒゲシバ、シナガワハギ等でした。
この時期の帰化植物で、ピンクの花は少ない。殺風景な空地を、ピンクの花で群生している景観は、とても綺麗です。
アメリカウンランモドキは、今のところ長崎、北九州、神戸で確認されております。
情報では、和歌山でも採集されているとか?。
 

滋賀県安曇川河口のマルバフジバカマ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年10月 5日(土)21時22分32秒
   2013年9月29日、オオバナミズキンバイの群生地をみた後、琵琶湖大橋をわたり、滋賀県高島市(旧安曇川町)の安曇川北流河口のマルバフジバカマAgeratina altissima (L.) R. M. King et H. Rob.をみてきました。

 河口の一部が他の樹木を交えた竹藪になっており、その木陰一面にマルバフジバカマが群生しておりました。しかし、日がよく当たる河川敷や路傍や近くの畑地内にはみられませんでした。

 最近、近畿地方各地にて里山の荒廃で放置された竹林が増えている。このような環境下にマルバフジバカマが侵入してきた場合、爆発的に増える可能性を感じた光景でした。








 
 

滋賀県のオオバナミズキンバイを見てきました

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年10月 5日(土)20時44分49秒
   この掲示板に、南米原産のオオバナミズキンバイLudwigia grandiflora (Michx.) Greuter et Burdet (sensu lato)が滋賀県に大繁茂しているニュースを水田光雄さんが紹介されました。

 2013年9月29日、村長昭義さんの案内で、水田光雄さん、稗田真也さんといっしょに現地をみてきました。

 本種が繁茂していた場所は滋賀県守山市赤野井町で、かつてヒサウチソウBellardia trixago (L.) All.の群落を水田さんと見に行った場所のすぐ近くでした。

 赤野井町でみられるオオバナミズキンバイは葉がやや細く、Ludwigia sp. from Roraimaとして流通している植物に近いように思う。

 周囲の環境をみても、原産国がブラジルであることから考えても、本種が非意図的に帰化したとは考えられず、おそらく、マニア?が意図的に本種を持ち込んだ可能性が高い。

 水草には、池や川に植物体の一部を投げ入れるだけで容易に定着する種が多い。持ち込むのは実に容易である! しかし、問題があって防除しなければならない時、除去作業は困難をきわめる。

 そこに生育しない水草が新たに持ち込まれる事例が頻発すると、将来、「水草である」という条件で栽培や流通(輸送)に、「禁止」などきびしい規制がかかることになるかもしれない。それは、アクアリウムで水草を愛好することができないことを意味する。是非、このような行為はやめてほしい。

参考文献

 須山知香ら2008:侵略的水草 Ludwigia grandiflora subsp. grandiflora (新称:オオバナミズキンバイ,アカバナ科)の野外生育確認およびその染色体数、水草研究会誌 (89) :1-8.
 吉野 敏 2005:世界の水草728種図鑑、エムピージェー.







 

キクノハアオイの生態

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年 9月22日(日)12時23分39秒
   キクノハアオイに関して、その生態を示す画像を3つ掲載いたします。

 ・路面間隙雑草となる。

  稗田さんの画像でもその傾向がありそうに見えます。上の画像は兵庫県神戸市西区で2006年6月26日に撮影したものです。

 ・除草剤耐性がある。

  神戸市西区の一部地域では、キクノハアオイが広く定着しておりました。その中に度々除草剤が散布されると思われる場所がありました。
  そこでは、除草剤散布によりキクノハアオイが生き残り、そればかり増えていく傾向が読みとれました(中の画像、撮影場所・日は、上の画像と同じ)。

 ・アリ散布種子かもしれない。

  下の画像は、アリの巣の入り口付近に生育しているキクノハアオイです。偶然そうなったのかもしれないですが、アリ散布種子の可能性もあると思います。この画像は、東京都の小石川植物園内で2011年4月30日に撮影しました。




 

米原市のキクノハアオイとヤマモモソウ

 投稿者:稗田 真也  投稿日:2013年 9月19日(木)23時21分50秒
  滋賀県米原市で、キクノハアオイの生育を確認しました。
数個体が道路横の法面(水田に面している)から歩道に向けて茎を伸ばしておりました。
この道路は数年前にできた新しい幹線道路で、法面には多くの外来植物が見られます。
ヤマモモソウも1株確認することができました。
 

和歌山市のラシャナス

 投稿者:稗田 真也  投稿日:2013年 9月19日(木)22時24分58秒
   今年も和歌山市内で、南米原産の帰化植物であるラシャナスの生育を確認しました。生育環境については、昨年は未舗装で土の駐車場でしたが、同地は今年の春に工事がなされ、砂利を敷き詰めた駐車場となりました。その影響か、去年は大変多く生育していた同種が、今年の夏は地上部が11本と少なくなりました。

 

シーズンズ見学会のお知らせ

 投稿者:山住一郎  投稿日:2013年 9月15日(日)19時34分54秒
  宝塚ガーデンフィールズの欧風庭園「シーズンズ」の見学会が9月26日(木)午前10時から開催されます。見学会はすでに予定の定員に達していますので参加はできませんが、当日は10周年記念日にあたり、入園無料ですので、いつでも自由に見学できます。誠に残念なことですが、今年の12月24日で「シーズンズ」が閉園になりますので、素晴らしい庭園を、この機会にぜひご覧ください。  

ヒメムカシヨモギが病気に?

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年 9月15日(日)11時35分50秒
   ヒメムカシヨモギやオオアレチノギクは空き地や道ばたによく見かける草です。

 通勤途上、前から気になっているヒメムカシヨモギがあります。場所は、大阪府堺市美原区の路傍で、ここにあるヒメムカシヨモギは、下の画像のように花が密着しています。

 樹木やタケ類にみられるテングス病を連想させます。

 随伴してわずかに生育するオオアレチノギクでも同じような症状?がみられ、何らかの病気に罹っているのではと考えています。

 画像(2013年9月12、13日撮影)



  
 

レンタル掲示板
/29