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路面間隙雑草となるカラクサガラシ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2012年 5月 6日(日)07時35分48秒
   都市部や住宅地においては、道路舗装が行き届いている。そのため、路傍の植物は、土壌の貧栄養、乾湿の大きな変化や舗装面の高温(夏期)などの悪条件に耐え、舗装のひび割れ箇所、舗道の両サイド、目地などに土壌が詰まったところ、隅に風や水によって堆積したわずかな土壌に根を下ろして生育している。

 主な路面間隙雑草は全農教の『日本帰化植物写真図鑑 第2巻』P.341~343に載せましたので、参照してください。きっと街中を歩くと、その内何種かはみつかると思います。

 カラクサガラシLepidium didymum L.は、全体が黄緑色でみずみずしい感じの草ですが、そのイメージとは裏腹に不快な臭いがします。

 最近、大阪府内などのいくつかの場所でカラクサガラシが路面間隙雑草として生育しているのをみることがあります。画像は大阪府箕面市船場東の道路沿いで2012年4月22日に撮影したものです。

 カラクサガラシは、以前、兵庫県神戸市の須磨海岸の砂地に旺盛に育っていたのを見たことがあります。乾燥にある程度耐性があるのかもしれない。

 
 

立ちあがるアメリカフウロ

 投稿者:植村修二  投稿日:2012年 4月22日(日)22時09分17秒
   帰化植物メーリングリストにて、千葉県の岩槻秀明さんが「立ちあがるアメリカフウロ」について投稿されていました(2012年4月22日)。

 私も前からアメリカフウロにみられるこの病的な現象に興味をもっていて、つい先日、撮影したところでした(2012年4月17日、大阪府堺市美原区にて撮影)。

 冬の間しばらくは正常なロゼットなのですが、春になって暖かくなってくると、葉柄が異常に直立し、葉の状態や色などから、何らかの病気に感染した個体と考えています。

 

ビルの谷間に菜の花畑

 投稿者:植村修二  投稿日:2012年 4月21日(土)23時14分37秒
   2012年3月9日、北大阪急行、江坂駅近く(大阪府吹田市)のビル街の谷間に、菜の花畑を見かけたので、途中下車して見に行きました。

 ビルを取り壊して更地にした場所のようで、一面、隙間なくニホンアブラナBrassica rapa L. var. nippoleifera (Makino) Kitam.が播かれていました。

 柵があって中には入れないが、ほとんど肥料分のない土壌のようで、普通に考えればアブラナを播くことはない場所でしょう。

 貧栄養のため、アブラナの草丈は低くて枝分かれもせず、まっすぐ立っていました。1本1本は貧弱な個体だが、これだけたくさん集まれば、黄色いカーペットのようで美しく、思わずカメラに収めました。
 

兵庫県の植物観察会(有料)

 投稿者:藤井俊夫  投稿日:2012年 3月31日(土)10時27分56秒
  マツバラン観察会:新宮町屏風岩 4月22日(日)姫新線「東嘴崎」 姫路から
山陰海岸植物観察会(春)     5月12日(土)、13日(日)ムサシアブミ、タンゴイワガサなど
トキソウ観察会:三田市相野   6月10日(日) 福知山線 「相野」
オニバス観察会:河内松原市   7月29日(日) 近鉄南大阪線 「河内天美」
サギソウ観察会:三田市相野   8月26日(日) 福知山線「相野」
ミズトンボ観察会:小野市鴨池  9月23日(日) 加古川線、神戸電鉄粟生線「粟生」
春日山原始林観察会:奈良市   10月21日(日) 近鉄奈良線「奈良」
山陰海岸植物観察会(秋)     11月10日(土)、11日(日)ワカサハマギクなど

※注:山陰海岸植物観察会は1日の参加も可、参加料:1日(1000円)、2日(2000円)
   他の観察会は1回につき500円  午前10時集合
山陰海岸の宿泊手配は各自お願いします。
宿泊施設は、藤井まで問い合わせてくれば、紹介します。
●行事の詳細、申込は、人と自然の博物館ホームページからできます
http://hitohaku.jp/education/main.html
fujii●hitohaku.jp:藤井のアドレス「●」を@に変えて送信してください

http://hitohaku.jp/education/main.html

 

3稜果のナズナ

 投稿者:A Killer(新潟市)  投稿日:2012年 1月22日(日)19時52分47秒
   昨年のこととなりますが,新潟県見附市の駐車場芝生で,3稜果の混じる
ナズナがありました。芝生に生育する一群のナズナの中の一部の個体に,花
序の下部,数個に3稜果がみられました。頻度からして固定した性質のもの
ではないと思われますが,外的な要因によるものでしょうか。
 

ブータンの花 新版

 投稿者:植村修二メール  投稿日:2011年12月27日(火)10時55分30秒
   1984年に出版された中尾佐助・西岡京治著「ブータンの花」の新版が出版されました。

 西岡京治氏と11年間ブータンで生活をともにした里子夫人のコーディネイトにより (中略) 写真は花を中心に再選択の上80枚を加えて405枚とし索引を加えた(本書紹介パンフより)。

 「ブータンの花」に掲載された写真が再同定され、種名不詳でsp.とされたものも大部分、新版では正しい学名が表記されています。

 和名がない種は学名をカタカナになおして表記され、旧版で用いられた中尾佐助式命名法、種小名をカタカナになおして近縁種の和名を連ねる命名法は採用されていない、たとえば、アルボレウム=シャクナゲは本種ではロードデンドロン・アルボレウムとなっている。

 中身が充実したのに、旧版(定価7000円税込み)より定価が安く設定されているのもありがたい。

発 行: 2011年12月10日
発行所:北海道大学出版会
定 価:4500円+税
 

切れ葉型のハルノノゲシ

 投稿者:植村修二メール  投稿日:2011年12月 5日(月)00時16分21秒
   ハルノノゲシSonchus oleraceus L.には、いくつかの系統があるようで、葉についてみても、葉の上面に光沢のある個体や切れ葉になる個体があります。

 葉の表面に光沢のある型は、ハルノノゲシとオニノゲシSonchus asper (L.) Hillとの雑種とされるアイノゲシSonchus oleraceo-asper Makinoとの区別が難しい時もあり、アイノゲシそのものかもしれず、まだ観察中です。

 切れ葉になる型は、自宅でホソバノゲシSonchus tenerrimus L.を栽培しているとよくできる、ハルノノゲシとの雑種と、全体の感じはそっくりです。なお、この雑種は不稔です。このため、自宅では絶えてしまいました。

 ホソバノゲシはおそらく大阪府には入っていないと思いますし、切れ葉になる型は稔性のあるタネをつけるようなので、これまた疑問が解決できていません。

 画像

 切れ葉型のハルノノゲシ 大阪府堺市 2007年3月6日撮影
 ホソバノゲシ      大阪府箕面市(栽培) 2009年4月28日撮影
 

アイノゲシ

 投稿者:植村修二メール  投稿日:2011年12月 4日(日)23時55分21秒
   ハルノノゲシSonchus oleraceus L.とオニノゲシSonchus asper (L.) Hillとの自然雑種と推定されているアイノゲシSonchus oleraceo-asper Makinoという植物があります。

 ハルノノゲシとオニノゲシとは、大阪府では、市街地や里地・里山地域では分布が重なっている関係で、アイノゲシがまれにみつかります。

 ハルノノゲシに近い型のアイノゲシ(上) 大阪府堺市 2006年4月17日撮影
 オニノゲシに近い型のアイノゲシ(中・下)大阪府堺市 2003年6月11日撮影
 

ハルノノゲシの開花期

 投稿者:植村修二メール  投稿日:2011年12月 4日(日)23時45分1秒
   ハルノノゲシの開花期は春ですが、最近、温度さえ満たされれば周年開花しています。

 私の記憶では、夏や秋に開花した個体を見ることもあったのですが、1970年頃までは、春に開花した個体の枝が一部生き残って開花したり、株全体が濃い赤紫色に染まっていたりしていて、これらは”時期はずれの異常開花”ではなかったかと思っています。

 ところが、最近、秋に入って咲く個体は急増しています。春に咲く個体と外観は区別できず、個体数が多いので、おそらく四季咲き性の系統が存在するのはないかと思っております。

 佐竹義輔ら(1981)『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』には、「花は4-7月に咲くものが多いが、年中咲いているのを見る。」と書いてあります。

 秋に咲く個体には、花序の枝、頭花の枝、総苞外片に腺毛があるとの報告がありますが、これまで腺毛には注目してこなかったので、今後、観察したいと考えています。

 最後に、夏に咲く個体です。これは、全体がスリムで、葉の表面にワックスがかかるのか白っぽい緑色となるのが共通した特徴です。これは、生物型(遺伝的に固定した型)なのか、生態型(環境条件の違いによって表現される型)なのかは分からないです。

 村越三千男(1940)『内外植物原色大圖鑑』にナツノゲシSonchus monanthus Koidz.という植物が載っています。しかし、根生葉ばかりの植物みたいで、ここで問題にした夏開花型のハルノノゲシとはどうも違うようです。「ナツノゲシ」、「ナツノノゲシ」でグーグルで検索しても、それらしい情報は得られませんでした。

 以下に画像を掲載します。

   夏開花型のハルノノゲシ  大阪府箕面市 2007年9月22日撮影
 

ハルノノゲシとオニノゲシ

 投稿者:植村修二メール  投稿日:2011年12月 4日(日)23時06分22秒
   ハルノノゲシSonchus oleraceus L.(広義)は、わが国では至る所にごく普通にみられ、ありすぎて、採集家にあまり注目されていないような気もします。

 ハルノノゲシはコスモポリタン種で、世界各地に分布していると言われています。古い時代に入ってきた帰化植物と推定されています。

 ハルノノゲシの開花期は春ですが、最近は周年開花しているようです。個体数が多いので、単に”時期はずれの開花”ではないと考えています。これについては、次の「ハルノノゲシの開花期」と題して、この後、まとめて投稿します。

 ハルノノゲシの花色は黄色ですが、最近、神戸港、大阪港、水島港(岡山県)などの港湾部で、クリーム色からかなり白色に近いウスジロノゲシSonchus oleraceus L. form. lilacina Beck.をよく見るようになりました。おそらく、ウスジロノゲシは最近、帰化したものでしょう。

 一方のオニノゲシSonchus asper (L.) Hillは1888年、東京で初めて記録された帰化植物。大阪府では、どちらかというと、都市部より郊外の市街地や里地・里山地域で出会うことが多いと思っています。

 画像 ウスジロノゲシ 兵庫県神戸港 2008年5月5日撮影
    オニノゲシ   大阪府箕面市 2008年4月15日撮影
 

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