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隠岐島のアフリカヒメアヤメ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年12月 1日(日)08時55分56秒
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   隠岐島のアフリカヒメアヤメについて投稿いたします。

 三重県内の紡績工場内で太田久次先生によって採集された小型のアヤメ科植物のさく葉標本をみて、私がアフリカヒメアヤメRomulea rosea (L.) Eckl.と同定しました。

 三重県産のRomulea rosea (L.) Eckl.は葉が花の位置よりも長く伸びるので、変種(var. australis (Ewart.) M.P. de Vos)にあたると思われます。全農教の「日本帰化植物写真図鑑 第2巻」のP.303に三重県鈴鹿市の画像を見ていただければ、その様子が分かっていただけると思います。

 なお、葉の説明で”円筒形”と表記しましたが、読者の方から中実なので”円柱形”とすべきであるとのご指摘をいただきましたので、同書をお持ちの方はこのように訂正いただきますようお願いいたします。ネギのような中空で柔らかい葉ではありません。

 この種の種内変異については十分検討できなかったため、変種(var. australis (Ewart.) M.P. de Vos)に新たな和名はつけず、広義のRomulea rosea (L.) Eckl. として扱い、アフリカヒメアヤメの和名を使用しました。

 その後、倉敷市立自然史博物館の狩山俊悟氏を通して、島根県隠岐島産アフリカヒメアヤメの標本の同定依頼がありました。その際、同地にはかなり生育が見られるとの情報を得ましたので、同島在住の方にお願いして生きた植物体を送っていただきました。これも変種(var. australis (Ewart.) M.P. de Vos)にあたると思われます。

 隠岐島産のアフリカヒメアヤメでは、花の中央部の黄色い部分の周りに黒紫色の縁取りはみられません。


 画像 自宅栽培の隠岐島産アフリカヒメアヤメ変種(var. australis (Ewart.) M.P. de Vos)
   (大阪府箕面市、2013年4月28日撮影)

 
 
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