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結実するランタナ

 投稿者:植村 修二  投稿日:2013年11月 2日(土)08時50分25秒
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   前の投稿でも触れましたが、大阪府の大阪港周辺の製粉工場サイロ付近(大阪市港区石田)で、1991年4月15日、枯れた枝にわずかに葉を展開した状態のなんだか分からない低木が数株あるのを見つけました。この時はイラクサ科の木本ではないかと考えました。株が大きく抜くことができませんので、また見に来ることにしました。

 秋には、これらの低木が花をつけており、咲き始めの花が黄色でやがてオレンジに変色するタイプのランタナLantana camara L.であることが分かりました。

 その後、水田光雄さんと神戸港の帰化植物を調べるようになるとどうしても調査の時期が重なり、大阪港からは足が遠のきました。

 先日<2013年10月27日>、仕事で大阪市港区弁天に行くことがあり、帰りに例のオレンジのランタナが気になり。安治川沿いに歩き見に行ってみました。

 オレンジのランタナは健在で、サイロ付近には休日なので立ち入ることはできなかったのですが、近くのグリーンベルトの植え込み内、特に道の反対側(港区田中)にかなり広がっておりました。また、一部の株は路面間隙にもみられました。

 このタイプのランタナは、はじめインドネシアのスマトラで見たほか、オーストラリアのグイーズランド州ケアンズ、台湾の台南市でも野生化しているのを確認しています。

 我が国で現在広がっているのは、咲き始めの花が淡い黄色でやがてピンクに変色するタイプのランタナであることが圧倒的に多いようです。その理由の1つが、この型のランタナが盛んに結実し、種子繁殖することがあげられます(植村2012)。

 大阪港周辺に見られるオレンジのランタナもたくさん結実しておりました。このため、今後さらに分布拡大していくと思われます。

 参考文献

  植村修二2012:市街地に野生化するランタナ、全農教 日本帰化植物友の会通信 (10):3-5.


 画像 結実するランタナ 大阪市港区(石田、田中) 2013年10月27日撮影


 
 
 
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